ここでは夫婦で育休を取るとどういったメリットとデメリットがあるの?という事について書いていきます。
最近では男性も育児休業を取得しやすいように国が取り組みを進めていますよね。
しかし現状、女性の育児休業の取得率は8割なのに対し、男性の育児休業の取得率は徐々に上昇傾向にはありますが、12.65%(令和2年度)となっていて低い水準となっています。
実際に我が家は二人目出産後、初めは育休を取得する予定はありませんでした。しかし様々な事情があり、次女が生後3ヶ月になる頃から夫も育休を取得することにしました。
そこで実際に夫婦で育休を取ることになって、夫婦で育休を取ることのメリットやデメリットについてお伝えしていきます。
・育休を取ろうか悩んでいる
・夫婦で育休を取りたいと考えている
・夫婦で育休をとる時のメリットデメリットを知りたい
という方はこの記事を読んでいただけると今後、育児休業取得する際に参考になるかと思います。
育児休業制度ってどんな制度?
育児休業とは
育児休業とは、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」によって定められた、「子を養育する労働者が法律に基づいて取得できる休業」のことです。
育児休業を取得できるのはどんな人?
子が1歳(保育所に入所できないなど、一定の場合は、最長2歳)に達するまでの育児休業の権利を保障
父母ともに育児休業を取得する場合は、子が1歳2か月に達するまでの間の1年間【パパ・ママ育休プラス】
父親が出産後8週間以内に育児休業を取得した場合、再度の育児休業の取得が可能
夫が育休を取ることになった理由
わが家は夫、長女(3歳)、次女(0歳)の4人暮らし。夫婦共働きで、長女は保育園に通っています。
私もフルタイムで仕事をし、次女を妊娠中も産休ギリギリまで働きました。
私は長女の時も次女の時も里帰り出産はしませんでした。これにはいろんな理由があるのですが・・。
次女の出産時も両親は近くに住んでないことや体調が良くないなどの理由であまり頼ることができませんでした。
夫もテレワークの日は1〜2日/週ほど。出社日は帰宅時間が21時〜22時なので、ほぼワンオペな日々。
そんな中、次女を出産し、長女の赤ちゃん返りを心配していたのですが、初めの1ヶ月は少し表情が冴えない様子がある程度で思ったより大丈夫なのかな?なんて思っていました。
ですがそんなはずは無く1ヶ月経った頃から、ものを投げる、ママを叩く、怒りっぽくなる、そして保育園の登園拒否が始まったのです。
ざっくりですが、頼れる人が夫しかいない状況、長女の赤ちゃん返りに登園拒否、3歳、生後0〜1ヶ月の赤ちゃんを抱えてのワンオペという状況に私自身が疲弊してしまい、夫が思い切って育休をとるという判断をしてくれました。
会社の上司へも相談して快く受け入れてくださったことは本当に感謝しかありません。
本当にざっくりではありますが、これが夫が育休を取ることに至った経緯です。
夫婦でとる育休のメリット
一緒に赤ちゃんの成長を見れる
赤ちゃんは昨日できなかったことが今日できるようになり、日々成長したところを見せてくれます。
毎日いろんな表情を見せてくれますし、ハンドリガードや、寝返り、お座り、ハイハイなども突然できるようになったりします。そんな赤ちゃんの成長を夫と一緒に見て喜んだり共感することができます。
仕事をしていると、LINEの写真で報告したり帰ってきたら「今日○○ができるようになったよ」なんていう報告だけで終わってしまったり、子供と寝落ちしてしまったら伝えることすらできないことも・・・。
なので、その瞬間その時に一緒に赤ちゃんの成長が見れることはとてもいいことだと思います。
家事育児の分担ができる
わが家では分担制にしているわけではなく、お互いがお互いのできることをしようスタンスです。
赤ちゃんのお世話をママがしていたら、長女の朝ごはんの準備や着替えはパパがする、洗濯物を干すなど。
家事や育児を半分こできるということです。
夫が育休を取っていなければ朝の準備も、洗濯物干したり食事の準備なども全部赤ちゃんや長女のお世話をしながらママが全て負担することになります。
夫が育休を取得して自宅にいることでママの家事や育児の負担をかなり減らすことができます。
健診や予防接種なども協力してできる
子どもを2人連れて病院へ行くことってすごく大変ですよね。
パパがいれば子供が風邪をひいた時や健診や予防接種も分担したり、一緒に協力して連れて行くことができるのでママの負担を減らせます。
夜泣きしても遠慮なく夫と交代できる
夜泣きの対応はパパが仕事をしていると、昼間は仕事があるからと思ってママになりがちです。
パパが協力的であっても翌日仕事があるとどうしてもママも気を遣ってしまうのではないでしょうか?
ですが、パパが育休中であればそこは遠慮なく辛い時は変わってもらえます。そしてパパ自身も育休中という意識があるので自ら夜泣きの対応もしてくれます。
上の子との時間を確保できる
ママ一人で育児をしているとどうしても上の子に我慢させてしまう時間があると思いますが、パパがいることで赤ちゃんが泣いていても上の子の相手をしっかりしてあげられるというメリットも。
時々、赤ちゃんもお世話をパパに任せて、上の子と二人でお出掛けするという時間も確保することができますよ。
家族との時間が増える
育休って子供が産まれたあと1年ほどしか取れませんし、育休を取れる回数も子どもの人数によるので人生で数回。
こんなに家族が一緒に過ごせる時間って育休が終わってしまえば取れません。
仕事に復職すれば、土日は一緒に過ごせますが、平日は子どもと過ごせる時間は朝晩だけです。
こんなに家族と過ごせる育休期間はとっても貴重なことではないでしょうか。
今後の生活の見直す時間が作れる
仕事をしていると、パパの帰宅も遅かったりしてなかなかゆっくりと将来のことについて夫婦で話合う時間は取りにくいです。
夫婦で育休を取ることで時間に少し余裕ができるので、今後の子どものお金のことや仕事をどうしていくか等、これからの家族の生活について話し合って見直す時間を作ることができます。
夫婦でとる育休のデメリット
反対に夫婦で育休を取ることのデメリットは何かをお伝えします。
収入が減る
育休期間は育休取得から180日間は休業前の給料の67%、181日目〜は50%の育児休業給付金が入りますが、もちろん休業前よりも収入は減りますのでその点は注意が必要です。
そのためある程度、育休を取った場合にどれだけ収入が減るのかを考えておくことも必要です。
また職場によって手続きが早ければすぐに手当が入りますが、私の職場の場合は2ヶ月遅れで最初の育児休業給付金が入りましたので、1〜2ヶ月ほど無収入の期間もある可能性があることは頭に入れておいた方が良いです。
仕事のブランク
これはママパパともに考えられるデメリットです。
数ヶ月〜1年ほど仕事をお休みしていると復職した際に知らない人がいたり、新しいことが増えていてブランクを感じることはあります。
また男性の場合は出世に響く可能性もあると聞きますが、幸いわが家の夫の場合、会社に恵まれていたため出世等に響くようなことはありませんでした。
しかし余談にはなりますが、男性が育休を取ることで出世に影響するというのもちょっと違うような気はしますが・・・。
むしろこの時代、どんどん育休を取った男性社員が会社の顔となって活躍していける場が増えると良いなと個人的には思っています。
夫婦喧嘩が増える家庭も?
今まで夫婦共働きで夫と顔を合わせるのは朝晩と休日だけだったのが、連日一緒に過ごすとなると喧嘩が増える家庭もあるかもしれません。
子育てのことや家のことで喧嘩になる可能性も出てきます。
夫婦で協力しながら育児家事をするにはよくよく夫婦で話すことが大事なのかなとも思います。
まとめ
本記事では夫婦で育休を取ることのメリットとデメリットについてまとめてみました。
わが家で実際に夫婦で育休を取ってみて感じた一個人の意見ではありますが、メリットとデメリットで比較してみるとメリットの方が断然大きかったです。
両親や親戚などの頼れる人がいてサポートしてもらえる場合は夫の育休が必要なかったり、夫がいることで逆にストレスが溜まってしまうママもいるかもしれません。
ですが私の家族のようにサポートが得られないママにとってはパパが育休を取って家にいてくれることで精神的にも体力的にも負担が軽減できます。
パパに育休を取って欲しいと思っているママや育休を取ろうか迷っているパパはぜひこの記事を参考にしていただければと思います。
育休中にやっておくと良いことについての記事も記載しているのでぜひ見ていってくださいね。
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育休中にやっておけば良かったと後悔しないためにやっておくべきこと。
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