下の子が生まれる前後から始まる上の子の赤ちゃん返り。
その対応に困ったり悩まされることってありますよね。
わが家は長女が2歳8ヶ月の時に次女を出産しましたが、出産後1ヶ月ほどしてから赤ちゃん返りが始まりました。
今まで見たことないくらいに荒れちゃったんだよね
出産前から職場の先輩ママから「下は泣いてても大丈夫!上の子を優先してあげてね!」とアドバイスをもらっていたので、長女の優先を心がけて心がまえはしていました。
・・が実際に赤ちゃん返りをしている娘を目の当たりにするとかなり辛い日々でした。
毎日どうしたら良いか分からなくて悩んで本当に辛かった
悩みに悩みながら私自身も長女への対応に試行錯誤して乗り越え、長女も頑張ってくれたことで赤ちゃん返りは約1ヶ月半〜2ヶ月ほどで少しずつ落ち着きました。
そして赤ちゃん返りが落ち着くと共に徐々に妹を受け入れ、今では3歳ながらに立派に妹を可愛がるお姉ちゃんになってくれています。
この記事では、2人目出産後の上の子の赤ちゃん返りの実際にあった行動とその対処法についてまとめていきます。
この記事は
これから二人目のお子さんの出産を控えている人
上の子の赤ちゃん返りの対応に悩んでいる人
にぜひ読んでいただきたい記事となっています。
そもそも赤ちゃん返りとは?
赤ちゃん返りは、ある程度成長した子どもが赤ちゃんのような態度を取ることです。
今まで出来ていたこともできなくなってしまい、実年齢より幼い行動を取るので”赤ちゃん返り”と言われています。
赤ちゃん返りをする原因は?
赤ちゃん返りは決して悪いことではありません。
まだ小さな子は言葉で表現することが難しいため赤ちゃん返りは子どもなりの精一杯の表出方法で、何かしら子どもなりの理由があって赤ちゃん返りをしています。
何で赤ちゃん返りをしているのかという理由をしっかりと理解してあげることが大切です。
環境の変化
下の子が生まれたことがきっかけで赤ちゃん返りをする話は良く聞きますよね。
ただ赤ちゃん返りには下の子が生まれた時だけではなくて、保育園や幼稚園への入園などの環境の変化やストレスが原因で赤ちゃん返りをすることもあります。
ママやパパの気を引きたい
下の子が生まれるとママやパパは下の子のお世話ていっぱいいっぱいになっていることもありますよね。
そんな時に上の子は一人ぼっちに放って置かれているような気持ちになっていることも。
そこで上の子はママやパパが自分に注目して欲しくて親の気を引く行動を取っている場合もあります。
ママの愛情を独り占めしたい
今まで自分だけにママパパの愛情が注がれていたのに、赤ちゃんが生まれるとママパパの愛情を独り占めできなくなります。
ママが生まれてきた赤ちゃんにお世話をしていたり「かわいいね」なんて言っているところを聞いたりすると嫉妬してしまいます。
ママに甘えたい・かまって欲しい場合やママの愛情を確かめたくて赤ちゃん返りをしていることも。
不安の表出
下の子が生まれると今まで自分が置かれていた環境がガラリと変わります。
環境が大きく変化すると不安になるのは大人も同じで、子どもが不安になるのは当たり前のことですよね。
その不安の表出が赤ちゃん返りとして行動になって現れることもあります。
実際にわが家であった上の子の赤ちゃん返りの行動
以前できていたことができなくなる
今まで自分でご飯を食べることができていたのに「食べさせて!」と言ってくることが増えました。それがパンやおにぎりであってもです。
それから「着替えさせて」「靴履かせて」などもう身の回りのこと全部です。
さらにはは歩けるのに「歩けない。抱っこして!」と言って抱っこして欲しいと訴えてくることも多くなりました。
今までパパでも平気だったこともママじゃなきゃダメになった
パパの仕事が休みの日はパパとお風呂に入ったりしていたのが、ママじゃなきゃ嫌!ということも・・。
他にも事あるごとに「ママがいいー!」となることがかなり増えました。
寝付きが悪くなって夜泣きをするようになった
長女は赤ちゃんのときから夜泣きがひどく、2歳手前頃からやっと朝まで眠てくれるようになったのですが、次女の出産をきっかけに夜泣きが復活しました。
寝る時もすんなりと眠れなくなって寝ぐずりすることも。
反抗的で怒りっぽくなる
これは一番頭を悩ませた行動の一つでした。
今までに無かった行動で、大きい声で叫ぶ・叩く・怒るという行動をするようになりました。
本当にちょっとしたことで怒りっぽくなって、どう対応したらいいか悩み、娘も我慢しているんだなと私自身もとても辛くなりました。
登園拒否
赤ちゃん返りで登園拒否をする子もいるということは事前に調べて知っていましたが、わが子にもそれがやってきました。
産後1ヶ月間は今までと変わらず登園していましたが、産後1ヶ月過ぎた頃から急に「保育園行かない!!」と大泣きするようになりました。
赤ちゃん返りした時の対処法は?
上の子を優先してお世話をする
上の子を優先するというのはいろんなブログやSNSでもよく聞きますよね。
私も職場の先輩から「上の子を優先しないと後々大変になるよー!」なんて聞いていたので、出産前から意識はしていました。
下の子が泣いていても、お姉ちゃんが抱っこを求めて来たらお姉ちゃんをまず抱っこしてあげるようにしました。
ご飯も「食べさせて!」と言われれば食べさせてあげることもしましたよ。
また、あえて下の子に「お姉ちゃんのことを先にやるから待っててね」なんて声をかけてお姉ちゃんが自分のことを優先してくれているんだと分かるようにアピールをしました。
お世話に参加させる
最初は「赤ちゃんのおむつを取ってくれる?」なんていう簡単なことからお願いしてみると良かったです。
いきなり難しいことはせず、簡単なところからというのがポイント。
簡単なことから始めて徐々にミルクをあげてみたり、ベビーカーを一緒に押してみたり、沐浴でお湯をかけてもらったりお世話の幅を広げていきました。
こんな感じでミルクをあげたり、沐浴の時に一緒に参加させてみたりもしましたよ。
お世話してくれたら大袈裟に「ありがとうー!」「とっても助かったよ!」なんて褒めちぎるようにしました。
下の子がお姉ちゃんのこと大好きアピール
これも効果はあったことの一つです。
「妹ちゃんがお姉ちゃんのこと大好きって言ってるよ〜!」
「妹ちゃんがお姉ちゃんと遊びたがってるよ1」
「お姉ちゃんが○○してくれたから妹ちゃんが笑って喜んでいるね!」
なんて風に妹がお姉ちゃんのこと大好きなんだよってことが分かるように伝えていました。
そうすると嬉しい気持ちになるのか、徐々に妹への距離も縮まってきました。
上の子も名前で呼んであげるようにする
何でもかんでもお姉ちゃん呼びをしないようにしました。
上の子に話しかけるときはちゃんと名前で”○○ちゃん”というように声かけをしました。
ただ、妹ちゃんがお姉ちゃんと遊べて喜んでいるよ〜!なんて話をするときはお姉ちゃん呼びをしたりと使い分けるようにしましたよ。
そうすると上の子も「わたしお姉ちゃんなんだもーん!」なんて言いながら嬉しそうにすることもありました。
抱っこやスキンシップの時間を作る
抱っこして欲しいと言われれば上の子を優先にして抱っこをしてあげたり、ぎゅっと抱きしめてあげてスキンシップを図るようにしました。
スキンシップをしっかり取ってあげて”お姉ちゃんのことも大好きなんだよ”ということを伝えるようにしました。
上の子との二人の時間を作る
下の子はパパにお任せして、上の子と二人きりでお出かけする時間を作りました。
徒歩数分のスーパーやコンビニまでのちょっとした時間でもいいんです。
ほんの少しの時間でも2人の時間を作れるようにしました。
下の子と触れ合う時間を作る
姉妹で触れ合う時間を作るようにしました。
触れ合う時間を作ることで、上の子も下の子のことを、下の子も上の子のことをお互いに意識してお互いのことを大切にできるような関係性が作れるようにしました。
絵本を読む
いろんな絵本がある中、お姉ちゃんになった子の気持ちに寄り添った本もたくさんあります。
わが家では下の子が生まれる少し前にここの本を購入しました。
長女も下の子が生まれた後に何度も「読んで!」と言ってお気に入りの本でした。
本の中に出てくる”なっちゃん”というお姉ちゃんの真似をすることも・・!
絵本の中のなっちゃんの気持ちを汲み取ると親の私も色々と心に突き刺さるものがありましたし、親にとっても上の子との関わりも改めて考えさせられる本だったので親子でオススメの絵本です。
赤ちゃん返りは大変だけどいつかは終わる
赤ちゃん返り真っ只中のときって本当に大変ですよね。
赤ちゃんのお世話に加えて、上の子のお世話とケアにも気をつけなければならないという状況で私自身も本当にしんどい時期でした。
ただ今言えることは、赤ちゃん返りは必ず終わりも来るということです。
赤ちゃん返りが始まる時期も終わりが来る時期もその子によって違うとは思いますが、だんだんと落ち着いてきます。
赤ちゃん返りが大変だった長女もまだまだ3歳で甘えん坊ですが、今では妹のことが大好きでお姉ちゃんっぷりを発揮しています。
赤ちゃん返り真っ只中でしんどいママさんが少しでも気持ちが楽になったり、参考になれば嬉しいです。